
甲状腺疾患を有する患者様の
新型コロナ(COVID-19)ワクチン接種
- ① 甲状腺疾患を有していても、通常は、ワクチン接種の優先対象としての基礎疾患とはなりません。
- ② 遠隔転移(肺転移や骨転移)を有する甲状腺癌の患者様、気管切開を有する患者様は、病状によっては、COVID19感染が深刻な事態に陥る可能性があります。ワクチン優先接種としての基礎疾患とみなすかについては、主治医にご相談ください。
- ③ バセドウ病で抗甲状腺薬(メルカゾール、チウラジール、プロパジール)の投与を受けている方も、薬剤の副作用がなく、甲状腺機能が正常近くにコントロールされていれば、ワクチン接種が可能です。
- ④ バセドウ病の治療が始まったばかりの方、甲状腺機能亢進のコントロールが不良な方は、ワクチン接種のタイミングについて主治医にご相談ください。
- ⑤ 甲状腺機能低下症に対して、チラーヂンSを内服中の方も、甲状腺機能が正常近くにコントロールされていれば、ワクチン接種が可能です。
- ⑥ 自己判断で、甲状腺疾患の通院を中断されている方(特にバセドウ病の方)は、ワクチン接種前に甲状腺機能のチェックをお勧めいたします。
- ⑦ 厚生労働省の新型コロナワクチンQ&Aもご参照下さい。
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